ブレス・ワイアット・ハサウェイの筆頭株主の座は誰にも渡しま…せん
「――抱く」
冷酷非情で知られるプロムクヴィスト帝国の皇帝ブレスに嫁いだ男装女王ブリジット。正式な結婚後は、皇后として精力的に実務に邁進する日々を贈っている。ある日、ワインの試飲で酔ってしまったところを見られたくなくて、自室の衣裳部屋に隠れていたところをブレスに見つけられてしまう。「私……あなたの妻として役に立ててる?」と、か弱い乙女のように泣くブリジットを見たブレスは、自分を想って泣く初めての姿に激情に駆られ激しく彼女を抱き「愛している」と囁く――。
翌朝、何も覚えてないブリジットに、ブレスは「なかなか興奮した。是非またよろしく頼む」ととぼけて笑うのだった――。
男装女王と冷酷無情な皇帝による支配者同士の濃厚な夜(バトル)第14話!