「君を妃に選んでやろうか?」 ずっと望んでいた言葉なのに――。
メラフィスの言葉通り、カトリーナは図書室で王子と出会う。『もしかして運命の恋のはじまり――!?』と期待の目を向けるカトリーナだったが、王子の口から告げられた言葉は自分の期待するものではなく、不安を感じたカトリーナ。メラフィスに気づかれる訳にはいかないと、王子は将来自分と結婚する相手なのだと強く宣言する。すると突然、メラフィスに急に冷たい視線を向けられて――?
「そんなに嫌なら泣き叫んで助けを呼べよ」 こんな冷たい目のメラフィス、見たことない――……!
それぞれの想いが交錯する――!
悪魔の手練手管に翻弄される濃密ラブファンタジー!!